火の鳥を見た

二日の朝、東京を出て一路新潟県の長岡へ。
インターを出て10分ほどで大社へ
赤い一の鳥居、二の鳥居、車を止めて三の鳥居をくぐり本殿へ。
ここで祈祷を申込み、宿泊も申込み食堂で御飯を頂く。

一休みして奥宮へ。蝋燭を奉納して再び本殿へ。
10時からの祭りに備え身支度する。

ここは越の国、古く縄文の昔より今に至る日の宮、
一万年の歴史を持った越国総鎮守一宮、宝徳山稲荷大社
御祭神は天照白菊宝徳稲荷大神
毎年11月2日の深夜に行われる夜祭りが有名神々が
大社へ集まり来年のことを決めて各神社へ伝える。
その時、神の先導をするのが鳳凰
役目を終えると蝋燭畑へ身を投じる。
手塚治虫はこれを見て火の鳥を書いた。

夜10時から祝詞が挙げられると神々がやって来る。
蝋燭の煙りが舞い上がる。
煙の消えた後に鳳凰が蝋燭畑に消えて行く 力の弱い鳥は
フラフラになりながら…
力のある神を先導する鳥は
7羽くらいが編隊を組んで堂々とやって来る。
真っ赤な緋色の火の鳥
これがハッキリと目で見ることができる。

今回は台風21号の影響で雨模様。
しかし夜9時ころから小雨になり10時には傘がいらない迄になり、
祝詞が始まってしばらくすると、
蝋燭畑から煙りが上がり天空へ舞い上がる。

今年は人出が少ない。
雨のせいだろう。
去年は人出も多く火の鳥が天空を覆ったと言う。
11時には再び豪雨になり雨にかすんで空が見えない。
12時過ぎに小雨になり何羽か確認する。
残念ながら今年は見えにくい年となった。